2006-08-28

レース002/003(鈴鹿ロード/オープンⅢ)


レース概要:

  • 08/26 オープンⅢA 1組 98位(メイン集団から大きく遅れてのゴール)
  • 08/27 オープンⅢB 1組 80位,4周回スプリントポイント2位通過(メイン集団後方でのゴール)
  • 距離:約40km(鈴鹿サーキット5周回)

悔しい.強くなりたい.それ以上に,勝負しなかった自分に腹が立つ.

4周回終了時に,スプリント賞を目指して,前に出た.僅差で2位通過だったが,「渡辺レーシングの高橋雄介選手」と大きくアナウンスされた.それで,満足してしまった.

当然,昨日の同クラスのレースでのひどい試合があったから,切れずにここまでレースを戦えていることへの満足感もあった.でも,今思えば,それは,僕が基準にすべき対象ではない.勝負にこだわって,全力で戦って,それでもだめなら,もっと,違った未来が見えていたはずなのだ.

スプリントポイント通過後,実際に足は使っていたけれど,それを理由に,疲れたことにして,勝負から降りてしまった.トップ通過した選手と「疲れましたね」とか話す余裕があった.いつもの市場前でのスプリント練習に比べたら大したことのない緩やかな長い登りだ.そのままアタックをかけて,逃げに出ることだって出来た.その結果,やっぱり足が無くて,吸収されてしまったって良かった.それは,勝負して,戦って,自分の練習不足によって出てくる結果だからだ.そうしたら,明確な課題が見えていたのだ.足を使わない効率的なダンシングで,シケインまで独走できたはずだ.そしたら,また集団に吸収されても,先頭集団の前の方でゴールしていたはずだ.体力を使い切った後の領域.勝負にこだわる,精神力のみの世界.その世界で戦いたくて,練習してきた.目立ちたいのでも,格好付けたいのでもない.全力で戦ったときにだけ見える,最高の瞬間を少しでも味わいたかったのだ.周回数も自分で明確に間としていなかったのだから,そもそも勝つための戦略などあったものではないし,その先にある領域になど到達できるはずが無いのだ.

結局今回も,前回と同じ反省点に終始してしまった.成長が無い.次回は,9月10日のJCRC(日本CSC)だ.インドネシア出張からの帰国後2日で,レース当日を迎える.今日以降の2週間で,ロードでの練習がほとんど出来ないままでのレースとなる.インドネシアでの練習の中心が心拍トレーニング,踏み込む筋力になるが,バイクに乗った練習が出来ないので,練習不足はさけられない.勝負のポイントは,戦略と精神力になる.勝負への気持ちが,結果に直結する.

もう,言い訳も,格好付けるのも,やめよう.どうしたら勝てるのか,真剣に考えよう.「練習では,体力9割,精神力1割,レースでは,体力1割,精神力9割」なのだ.JALの機内誌でのインタビューに応えていた別府文之君の言葉が身にしみる.メイン集団後方でゴールできたことくらいで,喜んでいた自分が恥ずかしい.名前がアナウンスされたくらいで,得意げになっていた自分に嫌気がする.限界を超えた勝負をせずに,戦わなかった自分に,腹が立つ.

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